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My Blog/2021-05-22

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Life On Mars? / David Bowie

Star Man -David Bowieの
時を超えたシュールで熱い
魂のMessage!!
投影されたビジョンは
明確に現実を捉えている

先日の熟成時のPink-Moonは天気が悪くて見られなかったが、昨夜は夜空を見上げれば天頂近くに鎮座する北斗七星辺りから緩いカーブを描いて南の方角へ星が流れて行くのが見えた。この人はやはり、陰で秒速にて動いていて先に在るモノも止まって見えるStar Man(異星人)と呼ぶに相応しい。本日は、生まれ故郷の星に帰還したStar Man 、David Bowieが、1971年、Album “Hanky Dory”に収め、今も尚、きらめき続ける物語をお届け致します。

“It's a god-awful small affair To the girl with the mousy hair”で始まる物語。“God-awful”を僕は“悲しくなるよな”、と訳した。本来、“God-awful”は全く酷い、とっても不快な” となりますが、mousy hairの少女にとって文脈で後に続く両親の反応や内向的に走る思春期の想いから“全く酷くて、不快を感じるような出来事は悲しい気持ちにさせるものだった筈だから。
“mousy hair”は茶色がかったネズミ色のくすんだ髪。イメージ出来るのは明るく活発な少女ではなくて、内向的で中々人に自分を見せない繊細で臆病、瞑想や空想に走るけど心には譲れないモノを宿して冷静に物事を見る事も出来て、初めて観たり触れたりする大人の世界には戸惑いや疑問を隠せない、そんな少女に映ります。ちなみに“mousy hair”僕は飾り立てる様な事はしない少女のイメージから“冴えない色の髪と訳しました。

人気者のミッキーマウスは種を増やせる雌牛に変貌し、ジョン・レノンの”Working Class Hero”って詩で労働者達は目覚め始め1970年当時も苦悩に満ちていたアメリカ。英国に於いても、女神ブリタニアが世界を支配すると謳うイギリスの愛国歌を高らかに歌えたのは遠い昔、今、この世の中は銀幕の世界。
意味も無くしょうもない退屈な物語が繰り広げられ、最高に奇妙なショーそのもの!!
無実の男を殴り倒している保安官、法の執行官よ、君らは自分が大人気のショーに只今出演中だって事、わかっているのか?未だだったら、いつか気づいてくれるかな?
もしも火星に此の星のように生物が居て、生活しているとしたら、こんな馬鹿馬鹿しい騒動起きないよね?昔に描いた退屈な物語なんだけど、僕はまた自分の意思で描き直そうと思っている何故って、今を生きている君達に観て感じて考えて欲しいからさ。

73年にはシングルとしてもリリースされたこの作品は、リック・ウエイクマンの美しいピアノの旋律とミック・ロンソンの施したギター、オーケストラアレンジに乗せたBowieの異星人的、超シュールで素敵な物語を綴った詩世界は、主人公(人類)が現実逃避先としてFocus On した火星と言う名の逃避空間。

Wikiによると、この作品は、意外なInside Storyが存在していた。フランスの“ Comme d’habitude
”という作品を巡る話で、この作品に最初に英詞を付けたのが、1968年のBowieだったが、彼の作品はリリースされなくて、翌年1969年にポール・アンカが権利を買い、フランク・シナトラが歌う為に書いたのが、あの有名な“My Way”そのMY Wayがヒットしたことで、Bowieは同じコード進行を使いこの作品。”Life On Mars?”をパロディとして描いたとされている。

この詩の物語は思春期の少女が直面する、理解してくれない親、芽生えない友情、馴染めない社会の中に何処にも、誰にもアクセス出来ない自分自身を見つけてしまう。
感受性豊かな少女にとって、夢が叶うとされた国は男女という枠を超えたGender identityさえもEntertainmentとして組み込む世界で、頑なに歴史と伝統、それに伴う規制や規則で雁字搦めになって飛び立てる空が見えて来ない母国に於いても、もはや自分の居場所はどこにも見つからない。
きっと現実逃避した夢や映画、空想の世界になら自分がアクセス出来るもっと広大で寛大な世界があるのではないだろうか?と遣り場の無い心の中の想いを憧れと希望を抱いた火星という逃避空間に求めてみた。感情の起伏が激しく、不安と戸惑いに襲われ何もかも思い通りにならない現状に制御不能の自分が居る。誰もが成長する過程で抱く自立と依存、自由と抑制、夢と現実、○と✖️、そんな二局性の世界での自覚的心の在り方が表現されている逸品で、其処から読み取れる、現代社会の様々な問題点が浮き彫りにされる。mousy hairの内気で繊細な少女が大人の世界で触れたり目に映ったものは、退屈な装った社会、奇妙なショーを繰り広げる世界。そこでは造られた争い事など、”God-awful”=悲しくなる程、受け入れられ無い出来事が繰り広げられている。これが現実で、此処では無い何処かへと想いを馳せている。

Repeatを除く最後のセンテンス、“It’s about to be writ again As I ask you to focus on”=”それは再び僕の意思により描かれた どうしても君たちに注目して見て欲しいから”は此の世の中が”God-awful”
悲しい程矛盾し、酷く、狂った世界が続くなら僕は何時だって繊細な少女の視点で展開してゆく世界観を有するこの物語を描いてあげるよという異星人David BowieからのMessage!!

                                                       

May.1,2021 yasushi haruno

Life on Mars?

訳 詩 yasushi haruno

それは悲しくなるよな 些細な出来事だった 
冴えない色の髪の少女にとっては
なのにママは「ダメよ」と怒鳴り
パパには出てゆく様にと言われ
だけど彼女には打ち解ける友達など居なくて
埋もれてしまった自分の夢の中に踏み込んで行くしかなくて
瞑想した絵空事の世界が一番良く見える特等席にたどり着いた
現実逃避の銀幕の世界に夢中になったけど
映し出される物語は悲しいほど 退屈だった
何故って、其処に在る世界観はもう何度となく味わったものだったから
もしそんな世界で集中して生きろと言う奴が居るなら
彼女はそんな奴を見下し、貶める事も出来た

セイラーズ〜船乗り達がダンスホールで喧嘩している
おい、ちょっと!何てこった、あの乱暴者を見てみろよ
目の前の最高に奇妙なショーを
ちょっと、見てみなよ、あの保安官
無実の男を殴っている
嗚呼、彼はいつ気付いてくれるかな?
大人気のショーに只今、出演中だってことに?
火星に生物が居たなら、そこでは、こんな馬鹿馬鹿しい騒動起きないよね?

アメリカの苦悩は続いている
ミッキーマウスは種を増やせる牝牛に変貌し
労働者たちは名誉の為にストライキを起こしている
それって(ジョン)レノンがリリースした曲が影響してるよね
百万ものあのネズミどもが見えるだろうか
イビサ島(スペイン)からノーフォフブローズ(イギリス)迄、群がってる
ルールブリタニア(イギリスの愛国歌)は歌うのを禁じられてる
うちの母さんや、うちの犬、その辺のお馬鹿さんにまで
だけど、ど〜でも良いんだけど、映し出される物語が本当に呆れる位、退屈に感じるのは
僕自身が10回以上もそのシナリオを書いてきたからだろうな
それは再び僕の意思により描かれた
どうしても君たちに注目して見て欲しいから

セイラーズ〜船乗り達が、ダンスホールで喧嘩している
おい、ちょっと!何てこった、あの乱暴者を見てみろよ
目の前の最高に奇妙なショーを
ちょっと、見てみなよ、あの法の執行官
無実の男を裁いている
嗚呼、彼はいつ気付いてくれるかな?
大人気のショーに只今、出演中だってことに?
火星での生活なら、そこではこんな馬鹿馬鹿しい騒動起きないよね?

 YouTube音源 ↓

https://www.youtube.com/watch?v=AZKcl4-tcuo&t=3s

https://www.youtube.com/watch?v=Enzxdvo8NOk

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