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ものしり三昧

ものしり三昧

世界の塗料メーカーについて

塗料メーカーという直接一般ユーザーが購入する比率が低く日常的にあまり表に出ない業界なのでなんというメーカーがあって世界的にどこのメーカーが頂点なのか知らない人が殆どだと思います。

今回は世界のそれぞれの分野で頂点の会社をご紹介しましょ~。

総合塗料メーカーNO.1

塗料分野会 社 名  国  名  
総  合シャーウインウイリアムスアメリカ  

木製品塗料メーカー

塗料分野会 社 名国   名
木工塗料オ ス モ ド イ ツ

家電製品用塗料メーカー

塗 料 分 野 会 社 名国  名  
家電用工業塗料ベッカー  スエーデン

重防食塗料メーカー

塗料分野会 社 名  国  名
重防食塗料カーボラインアメリカ

建築用塗料メーカー

塗 料 分野会 社 名国 名
建築用 塗料 ベンジャミンムーアアメリカ

船舶用塗料メーカー

塗 料 分 野会 社 名国  名
船舶用塗料シ グ マオランダ

自然派塗料メーカー

塗 料 分 野 会 社 名  国   名  
自 然 派 塗 料リ ボ ス ド イ ツ

日本の塗料メーカー

世界視野でみたら日本の塗料メーカーはどの分野でもまだベスト5に入る企業はない。関ペ、ニッペあたりがベスト10に入るか入らないか位である。では日本の塗料メーカーベスト5をご紹介しましょ~。
何故か全て関西圏、特に大阪に集中しているのがこの業界、ただ業界団体は東京にあるのです。

順 位会 社 名本社所在地
1位  関西ペイント大阪市中央区
2位  日本ペイント大阪市北区
3位 大 日 本 塗料大阪市北区
3位  東亜ペイント大阪府堺市
5位  神 東 塗 料兵庫県尼崎

塗料実話

医薬品の開発から製品化~販売まで長い年月がかかるように今、市場に出ている最先端とされている塗料も実はかなり昔に開発されたものです。

ふっ素樹脂

1968年米国ペンウオルト社により「ガイナー500」として製品化、日本では旭硝子が「ルミフロン」として製品化しました。
当時は超高温で焼付け塗装しなくてはいけないものでしたが、現在では
常温乾燥、水性化まで進んでいます。現在は弱溶剤タイプ、水性タイプが主流に使用されています。これらは強溶剤タイプと比べても性能は引けをとりませんが、炭素(c)ふっ素(F)の結合の安定性が綺麗に保たれてない部分があり性能にバラツク傾向にある。この点が今後の課題だと思います。

光触媒塗料

1967年に東大の藤島教授により開発されました。塗料の中で多く含まれる白色の原料は酸化チタンです。この酸化チタンに紫外線が当ることのより、活性酵素が生成されます。この活性酵素は強力な酸化力を有しており、有機化合物(汚れ、ゴミ)を水と炭酸ガスに変え分解します。
分解された塗膜表面がどうなるかというと、親水化されます。(水となじみが良くなり、水玉となりハジクのではなく汚れの下に水が入り込む)よって雨が降る度に汚れを洗い流すメカニズム=セルフクリーニングする塗膜を形成しています。しかし、樹液や鳥などの糞尿の汚れは現段階ではこのメカニズムをもっても落とすことが出来ません。これらに対応出来る進化が今後の課題です。

よく使われるトップコート長・短 比較 表

                       

塗料系統:無機系 耐用年数:20~30年
長所:シリカ(Si)が主成分で燃えにくい、塗膜なめらか塗料臭は少ない。
短所:調色性にやや難。作業性はあまりよくなく職人泣かせだがユーザー視点ではNo.1

塗料系統:ふっ素樹脂 耐用年数:15~20年
長所:溶剤タイプは抜群の耐久性・耐水性・対向性・作業性も良い。
短所:塗膜が硬質,メンテナンスにやや難。弱溶剤、水性系が主流だが性能改良に期待。塗膜が薄く光を透過する性質があり現場での管理が重要。

塗料系統:シリコン樹脂 耐用年数:13~14年
長所: 耐汚染性に優れる。
アクリルシリコンとはシリコン量がまるで違う別物。
短所:塗装後のリメイク補修等密着性の向上が課題

塗料系統:アクリルシリコン樹脂 耐用年数:8~12年
長所:性能、価格バランスでウレタンに代わる塗料になりつつある。シロキサン結合の強溶剤タイプが高性能ベストチョイスだが住宅用には弱溶剤、水性系が殆ど。
短所:早期塗り替えはハジキや密着不良を起こしやすい。シリコン含有量で性能は雲泥の差

塗料系統:ウレタン樹脂 耐用年数:8~10年
長所:発色、調色性、作業性、光沢、良好で住宅=弱溶剤、鋼構造物=強溶剤が多い。リメイクメンテナンス性もよく実績も多い非常にバランスのとれた塗料。
短所:ローラー施工で空気を巻き込み発砲しやすい。

塗料系統:アクリル樹脂 耐用年数:5~6年
長所 :コストが安価で仕上がり感は良い。耐アルカリ性に優れ、コンクリート系に相性が良い。
短所:弱溶剤、水性系は耐光性があまりなく5年程度で退色、変色、チョーキングが出る。

LCA(ライフサイクルアセスメント)とは?

その製品の原料調達に始まり、生産~流通~消費~廃棄に至る全ての段階でその製品が環境へ与える負荷を総合的に評価する手法。

異種金属接触腐食

Case Note~Yesterday&Today  Case Noat No.10 軽量・重量鉄骨謎の腐食の原因を探れ!!
で事例紹介しましたとおり、鉄構造物の早期の腐食の要因のひとつに”異種金属接触腐食”というものがあります。

簡単に申しますと、構造物に複数の金属を使うと部分的に激しい腐食が起こります。それが異種金属接触腐食とよばれる現象で、金属のイオン化傾向が関係しています。

簡単なものでは、鋼材へのとめネジをSUSに替えたこれだけで金属イオン化は起こります。

多くの環境で使用されている鋼材は、他の金属と同時に使用する機会も増えてきています。例えば鋼材にステンレス製のボルトを使っているなどがそうで、このような事例は意外に多いのではないでしょうか。
鋼材とステンレス製ボルトのように、異なる金属製品同士を接して使用するとある一方の金属に集中して激しい腐食が起こります。これが異種金属接触腐食とよばれる現象で、前に述べたイオン化傾向が関係しています。

画像の説明 画像の説明 画像の説明 

イオン化傾向の大きい金属と小さい金属が接している部分に水が触れることで激しい腐食が起こります。(左図)
いわゆるボルタの電池とよばれる現象で、イオン化傾向の大きい方が陽極(+極)に、小さい方が陰極(-極)となり電流が流れ、陽極となる金属が集中的に腐食(消耗)します。
地上の場合は金属接触部分に水が触れた時に起こりますが、水中ではこの現象が常に起こっているのでより激しい腐食になります。(中央図)

ゴム・亜鉛テープによる対策

異種金属の接触による腐食を防ぐためには、金属同士の接触部分を絶縁対策を施すか対象鋼材よりもイオン化傾向が小さい亜鉛のテープを施すことで錆の対象となり犠牲腐食を起こさせ本体を守る方法です。ゴムや亜鉛テープは比較的簡単にに加工ができるので、様々な異種金属の接触面の防錆対策に効果的です。(右図)
激しい腐食でお悩みの方は、異なる金属が触れていないか一度点検してみてください。

画像の説明

艶(つや)消し塗料とは?!

物体の表面に当たった光の正反射の量が多いほど光沢のある輝きが増し、逆に正反射の量を減らして光を拡散させることで、艶がない落ちついたイメージを人に与えます。艶消し仕上げのことをマット仕上げとも呼びます。
 
画像の説明
艶消し塗料は、光沢の出にくい樹脂を選択するほかに、塗膜表面を凹凸にして拡散反射しやすくするために、添加剤を加え艶を調整します。
塗料の場合、光沢度が70以上で艶あり、これより低くなると7分(ななぶ)艶、5分(半)艶、3分艶と表現されます。色むらは艶消しと艶ありが目立ちにくく、5分艶くらいが一番目立ちます。
 

艶消し塗料の耐久性は、一般的に7分艶塗料の場合で、艶あり塗料の耐久性の7割、3分艶塗料の場合は3割程度と、艶の程度との比例関係を目安として考えます。
 
よって塗替えなどでつやを落とした塗料を塗りたい場合はワンランク上の耐候性のよい樹脂を使用します。

一般的に、仕上げの光沢度については、「3分艶」とだけ指示した場合、「3分艶あり」を示していますが、このような曖昧な指示だと両者の認識の違いにより全く異なった仕上がりになってしまう恐れがあります。少し艶を消した3分艶消し(7分艶あり)のはずが、反対のだいぶ艶を消した3分艶あり(7部艶消し)になって仕上がってしまうのです。「あり」か「消し」かは確認すべき事項です。

はく離剤とは

画像の説明

はく離剤は、間違って塗装したり、やり直すときや、塗替えの際に密着性の悪い組み合わせの塗料を剥がしたい時などに使用するもので、リムーバーともいいます。はく離剤は剥がしたい塗膜面に塗って、塗膜を溶かしてドロドロの溶液状にします。塗膜がやわらかくなると、下地への付着力が低くなり、塗膜が剥がしやすくなります。溶解や軟化するまでには時間がかかるので、溶剤が揮発しにくいようにビニールなどで表面を覆って密封すると、より早くはく離できます。

塗装面には多くの種類の塗料が使用されており、それぞれの塗膜に適したはく離剤を使わないと剥がせません。溶液は揮発して膜をつくる一液形の塗膜は溶けやすいが、反応硬化形の塗膜は、なかなか溶けにくい性質をもっています。塗膜との相性が悪いはく離剤をいくら使っても塗膜はまったく剥がれません。
 

有機溶剤を主成分にするはく離剤と、アルカリはく離剤とに大別できます。現在、使われているはく離剤は、有機溶剤性のはく離剤がほとんどで、はく離力が強く、皮膚につくと刺激を感じます。
 

ラッカー系、ビニル系などの塗膜に対しては、塗膜が溶けて軟化するので、へらなどでかき落とします。ウレタン樹脂系塗料などに対しては、塗膜を膨潤、軟化させて浮き上がらせます。
 

はく離材に含まれている揮発調整剤が塗料の付着を悪くするので、はく離した後は水などで十分に洗浄する必要があります。はく離材が表面に残ると上塗りの塗膜が劣化したり、金属がさびる原因にもなります。
 

はく離剤は、貯蔵中の気温の変化によっては、容器の中でガスの発生があるので、ふたを取るときには注意が必要です。使用前にはよくかくはんし、作業中はゴム手袋やめがねを使用して、直接皮膚に触れないように注意をしなければなりません。

ノンブリード(NB)型シーリング材について

 

画像の説明

塗装が目地の上だけ変色し、べたつくことがあり、そのべたつきに埃が付着して、表面が薄黒く変色してしまうことがあります。

この現象はブリード汚染と呼ばれ、これを未然に防ぐには、比較的汚染しにくいノンブリードタイプ(可塑剤が入っていない)のシーリング材を使用する必要があります

画像の説明

塗料・塗装用語

下記に詳しいサイトが御座いますのでご紹介いたします。↓

http://cosmos.amris.co.jp/cema/glossary/glossary_ka.html

色について、私の認識している範囲

色についてはこのホームページの隠れ部屋とも言えるMy Blogの方で時々話しているのでそちらもご覧下さい。
色に関する知識番外編です。

色に関した題材で話した過去の私のblogは以下の通り。↓

My Blog/2013-05-11  タイトル:皐月色の空に託す~七色の風

My Blog/2013-03-10 タイトル:息も付けない程まろやかな春の心の色

My Blog/2012-11-03 タイトル:紅葉という鮮やかなコントラスト~自然の美

My Blog/2012-03-03 タイトル:冬の色

My Blog/2012-02-11 タイトル:日本人の色彩感覚

本音は中々出て来無い住宅メーカーにより外壁等の耐久性の違い

これもお客様に良く尋ねられる事柄です。
弊社は殆どの住宅メーカーの外壁の塗装を30年近くやって来ました。住宅メーカーや塗料メーカー、或いは取扱商社からでは中々本音は出て来無いものです。
お答えしましょう〜

”20代で建てる家”などとTVコマーシャルをやたら流す中堅メーカーが居ますね。
20代で建てられる=価格が安い、この時代安くて丈夫はどの分野でも求められるものですが、結局は何処かに皺寄せが来ているものです。
はっきり言って”20代で建てられる家は40代で崩れる”です。そうなら無いように10年目と言う新築時の保証が切れる早くからメンテナンス計画をしています。

同じ様な部材を使っても設計する人、管理する人、施工する人がしっかり確立している大手メーカーの家はやはり違います。今から家を建てられる方は良くお考え下さい。ミサワ、セキスイ、三井、ヘーベル(旭化成)住友林業、ダイワ、これらの大手メーカーの家は2~30年経過しても目立ったメンテナンスを必要としないケースが多く見られます。ちなみに我が家はミサワで30年経過してシールをやりかえましたが未だ十分機能していました。外壁に合わせた設計がなされたコーキングの方法だったからです。そう言うノウハウと呼ばれる”経験した宝”を彼らは持っています。

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